さて、今回は1985年7月にナムコより稼働されたアーケードゲーム、『バラデューク』について紹介していこうと思う。
へぇ〜、何それ?聞いたことがないわ
じゃあ、まずはこれを見て欲しい。
…何このキッショいモンスター。背景もなんか独特だし…。
プレイ画面だな。ちなみに右にいるモンスターはオクティと呼ばれる奴らで、主人公の敵だ。
奴らにもさまざまな種類がある。上はギリィ・オクティで、下はウィンキー・オクティだな。ギリィ・オクティの方は弾を発射してこないので、実質最弱だ。
弾を発射してこない?そんなのただのカカシじゃあ…、
ぎゃ〜っ!!何!?なんか出してきた!!
オクティのメインウエポン、ブラヌラとスキフラだな。オクティは基本これを出して攻撃してくる。
赤いほうのスキフラは、弾を吐いてくる。近づいて体当たりをかますだけのブラヌラに比べ、ちと厄介だ。
とりあえず、応戦するぞ。
…うっわ、紫とか赤に変色してくし…。
ダメージを与えると、このように変色していく。撃破するとカプセルというアイテムを残して消滅するぞ。
カプセルにはジュエル(得点アイテム)やら攻撃力アップやら、あとパケットという味方が入っていることもある。
…この一つ目が味方…?まあ、さっきの奴らに比べたらまだマシだけど…。
文字が潰れてよく見えないが、「I'm your friend」って言ってるぞ。「俺は君の友達だ」って言ってくれる存在がいるっていいよな…。
毎回ステージクリア後にルーレットが回るんだが、こいつらを集めておくとルーレットが当たりやすくなるんだ。当たるとシールド(食らっても大丈夫な数。デフォルトだと2枚)が一つ増える。
残機とは違うの?
このゲームにも残機はあるが、シールドの数食らって死んだら一個減るという感じだな。条件を満たせば一機増やすこともできる。
言い忘れてたが、カプセルには有効なアイテムの他に、バガンという敵が潜んでいることもあるから要注意だ。
何それ、こわ…。
…もう、下がすごいことになってんだけど…。
独立して行動するユニットを出して攻撃する点、実質私ら(空母)だな。
あんな奴らと一緒にしないで。
てか、このグロテスクな世界観と敵をバシバシ撃っていく感じ…、メトロイドシリーズを彷彿とさせるわね。
そうだな。ちなみに初代メトロイドは1986年8月に発売されている。バラデュークの方が1年先輩だな。
そしてもう一つ…メトロイドとの共通点がある。それは後々語っていくとしよう。
ワンクレジットでやってみた
指揮官も長らくやってなかったからな。今の腕前で、どこまで行けるか試してみた。
ちなみに昔やっていた頃は、7面で大体死んでた。
で、どうだったの?現在の腕前の程は?
8面で死亡。
へ な ち ょ こ
オクティの配置がやらしくなっていく上に、お邪魔キャラも厄介だからな。こいつらは駆逐しないとどんどん増えていくため、放置は厳禁だ。
それに…、6面に出てくるボスも、なかなか厄介なんだ。
キモッ!ナ○シカにいそうな奴出てきたんだけど!!
名前もズバリ、「ブルー・ウォーム」だ。目玉から弾幕を展開しながら接近してくるぞ。
このゲームでは、6面ごとに2種類(ラスボスを除いて)のボスが出てくる。どれも本当に厄介だから、残機がゴリゴリ削られていくぞ…。弾幕避けに自信のあるゴリラ指揮官は、是非ともプレイしてみてくれ。
そして一番見て欲しいのが、ラスボスとの決戦だ。
オクティ・キングとの決戦とその後
最下層に潜むラスボス、オクティ・キングを討伐することで、このゲームのエンディングを拝むことができるぞ。
最下層ねぇ…、ちなみにこのゲーム、何面まであるの?
全48面だ。
えぇ…。
指揮官の腕じゃ、どうしても無理だな。なのでこれを使う。
…一面が始まったと思いきや、なんか出てきた…。
ステージセレクトだ。これで一気に48面まで行くぞ。
えぇ…。
あえて一つ前の47面(ボーナス面。敵がおらずカプセルだけ)に行き、アイテムを漁るという手もあるが…、今回は直接行かせてもらう。
オクティ・キングのお出ましだ。こいつはファイター(自機)に向かって、3WAYの弾を吐いてくる。
普通に強そう。…てか名前のわりに、子分たちのようにブラヌラやらスキフラやら撃ってこないのね。
弱点は目ん玉だ。そこに執拗に張り付き、銃撃を加えて差し上げろ。
…大丈夫なの?恰好の的だと思うんだけど…。
ゲームの仕様なのか、目玉を撃っている時だけ攻撃が止まるんだ。変に離れたりしない限り、一方的に撃ち続けられる。
そう…、
ちなみにこのラスボス、ナムコミュージアムVOL.5のオープニングにも登場するぞ。
あまりのデカさに、赤城のアイコンの元ネタであるワルキューレもモロ背中を見せて逃げ出しているぞ。
ちょっと情けない…。
ちょっと加賀!何回撃ってもコイツ倒れないわよ!?
コイツの倒し方はな、ちょっと特殊なんだ。タイミングを見て、口に近づいてやると…、
嘘!?入っちゃった!!
この状態で、どんどん撃ち込んでやると、…はい撃破。
任務完了、これより帰還する。
それにしても…、よくこんなゴパゴパ弾吐いてくるような奴の口に入ろうと思ったわね…。
さあ、エンディングだぞ。…ここでさっき言ってた、「メトロイドとの共通点」の話を思い出してほしい。
…え!?ファイターって女だったの!?
これがバラデューク名物、「ラストで女性だったことが判明するエンド」だな。初代メトロイドでも似たようなエンドがあるが、後者は条件付きなのに対し前者は確定で見ることができる。
この時点で、当時のプレイヤーは衝撃を隠せなかったが…、さらに衝撃なのは、彼女の本名だ。
本名なんてあんの!?
ああ…、その名もズバリ「トビ・マスヨ」だ。
…意外と安直な。
ちなみに同じナムコ作品『ディグダグ』の主人公「ホリ・タイゾウ」の妻だということがわかっている。
えぇーーっ!!?